会長就任のご挨拶

静岡県弁護士会 会長 近藤 浩志

 

会長写真

平成29年度静岡県弁護士会の会長に就任致しましたので,1年間,どうぞ宜しくお願い申し上げます。

静岡県弁護士会は,市民の皆様がお困りになられたときに,必要とする法的サービスを十分に提供できるよう,日々努力を続けております。

その一つとして,本年3月から,今まで静岡市のみを対象として行っておりました自治会ホームローヤー制度を藤枝市に拡大するとともに,それに類似した制度を県西部及び県東部地域でも始めました。いずれも「無料」で「電話相談」に応じるという制度でありまして,市民の皆様が弁護士にアクセスすることが容易になったとして,大変好評を頂いております。その詳しい内容につきましては,別稿でご案内させていただいておりますので,是非ご覧頂きたいと思います。

また,本年2月13日から静岡県東部法律会館(沼津市御幸町24番6号)がオープンしまして,県東部地域における法的サービスの拠点として稼働し始めました。新会館は,相談対応の部屋を相当数増やすとともに,待合室を2つ設置することによって,災害時など法律相談需要が飛躍的に拡大する状況にも対応を可能とするとともに,同一時間帯に複数のあっせん・仲裁手続を実施することが可能となりました。また,キッズルームを設置することによってお子様連れの方が利用しやすいようにもしてます。スクール形式で170名程度(椅子のみですと最大で250名)まで利用可能な大会議室も設置し,各種講演会等の利用が可能となっております。災害によって停電したとしても,太陽光発電と蓄電池で電力を供給し続け,法律会館の機能が維持できるようにもしています。なお,会館の竣工を記念しまして,5月には無料相談会を実施する予定でおります。

さらに,この4月から,静岡地裁浜松支部でも労働審判が実施されることになりました。労働審判は,迅速な解決が求められる個別労働紛争において,原則3回以内の期日で審理を行い,適宜調停を試みて,調停が成立しない場合には,審判を出すという制度でして,早期解決が望める点で,労使ともに大きなメリットがある制度です。この制度は,全国的に見て,現状では,地方裁判所の本庁所在地で実施されていて,地裁の支部で実施されているのは僅かしかない状況でして,それが静岡県では静岡地裁本庁のみならず地裁浜松支部でも実施されるようになったのは,市民の皆様にとって,大きなメリットだと思います。是非,労働審判を多くの皆様にご利用頂きたいと思っております。

ただ,今回は残念ながら静岡地裁沼津支部での実施は見送られましたので,静岡地裁沼津支部でも労働審判が実施されるように,静岡県弁護士会として,今後とも各方面に必要な働きかけを行って参りたいと考えております。

その他,人権侵害事案に対する救済,こどものいじめ問題や高齢者・障害者,犯罪被害者への対応など,様々な社会的な問題に対して,静岡県弁護士会は今後とも積極的に活動して参りますので,ご理解とご支援をお願い申し上げます。

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