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しずねこ

再審法改正の扉

しずねこ
袴田ひで子さん

袴田ひで子さんからのメッセージ

巖の無罪が確定しました。応援、ほんとうにありがとうございました。私は嬉しさに舞い上がりながら、喜びをかみしめています。巖は「無罪」を理解しているのか、まだ怪しい状況ですが、少しずつ、妄想の世界からこちらに戻したいと思います。また、この無罪は、皆様の応援のおかげでもあります。心からお礼申し上げます。
そして、再審法改正などまだまだ課題は山積みです。私は「巖さえ助かればいい」とは思いません。一つでも多くの冤罪が晴らされることを願います。私からみなさまへの恩返しのつもりで、今後も活動します。どうぞよろしくお願いします。

日本弁護士連合会再審法改正実現本部
鴨志田祐美本部長代行からのメッセージ

1980年代に、免田事件、財田川事件、松山事件という3つの死刑事件で再審無罪判決が相次ぎ、静岡でも1989年に、死刑事件である島田事件で再審無罪判決が確定しました。これらの事件は後に「死刑4再審」と呼ばれ、日本の刑事司法の歴史に大きな足跡を残しました。
しかしこのとき、何故このような深刻な冤罪が生じたのか、そして、その救済に何故30年前後もかかったのかについての検証は十分に行われず、再審法は改正されませんでした。島田事件で再審無罪判決が出されたころ、同じ静岡地裁で第1次再審の審理が行われていたのが袴田事件です。もし、死刑4再審の教訓から再審法が速やかに改正されていたら、袴田さんの救済に58年もの歳月を要することはなかったでしょう。
2度とこのような冤罪被害を繰り返さないために、今こそ、この静岡の地から声を上げて、再審法改正を実現させましょう!

鴨志田祐美本部長代行
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